株初心者でも分かるローソク足の見方

テクニカル分析

本記事では、株式投資をする上でかかせないローソク足の見方について紹介します。
ローソク足の読み方が分かると、

  • 一日の株価の変動がひと目で分かる
  • どういう取引状況(相場)であったかが分かる
  • ローソク足を使って様々なテクニカル分析ができる

などなど、非常に多くの情報を得ることができます。
また、今後紹介するテクニカル分析をする上でも必要不可欠なものになりますし、
株式投資する上では基本的な知識になりますので、知らない方はぜひ本記事でローソク足の読み方をマスターしましょう。

※テクニカル分析とは、過去の株取引状況や株価変動から株価の値動きの傾向を掴んだり、予測する手法。具体的にはトレンド分析やフォーメーション分析などがある。

ローソク足とは

株価データとして基本的には以下のような情報がまとめられている事が多いですが、
ローソク足は、これらを分かりやすく可視化したものと考えてください。

銘柄 日付 始値 終値 安値 高値
X 10/20 1000 1100 950 1200
Y 10/20 500 450 400 550
Z 10/20 4000 4300 3650 4500

各値は、文字通りですが以下のような定義です。

  • 始値 : 取引の最初についた株価
  • 終値 : 取引の最後についた株価
  • 安値 : 取引で一番安くついた株価
  • 高値 : 取引で一番高くついた株価

これら4つの値はまとめて 4本値 とよばれているので覚えておきましょう。
ローソク足は、4本値によって構成されます。下の図で示しているものがローソク足になりますが、統計をやっている方からすると、箱ひげ図を思い浮かべるかもしれません。読み方も似ています。

まず大きく 陽線陰線 と2つありますが、これは始値と終値を比べて、株価が上がった場合(始値<終値)は陽線、株価が下がった場合(終値<始値)は陰線として可視化されます。
※上図は赤と青で区別してますが、白(陽線)、黒(陰線)で書かれていることが多いです。自分が見ているソースごとに定義は一応確認しておきましょう。

4本値とローソク足の対応について見ていきます。
陽線の場合は、真ん中ブロック(実体と呼ばれる)の上端が終値、下端が始値となり、陰線の場合はその逆になります。
また、実体から上に出ている線を 上ヒゲ、下に出てている線を 下ヒゲ と呼びます。上ヒゲ先端部分が、高値、下ヒゲ先端部分が安値を表しています。

ローソク足が陽線か陰線かで、株価が上がったのか、下がったのかが一目で分かることになります。
4本値の数値から、即座に株価がどうなったか理解するのはかなり難しいので、とても便利な指標です。

補足ですが、ローソク足は、4本値の作成期間によって各値の定義が変わります。
例えば、日単位の4本値によって作られるローソク足は日足、週単位で見たときの4本値(週始めの株価=始値、週の中で最も高くなった株価=高値と置いたとき)によって作られるローソク足は、週足と呼ばれます。
日足では、一日の値動きを表し、週足では、1週間での値動きを表すといったように、ローソク足の作成期間によって値の解釈が変わるので注意が必要です。

ローソク足から色々なことが分かる?

ローソク足の基本的な読み方は分かりましたが、その形状からさらに色々な情報を得ることができます。

一応前提として、多く買われれば株価は上がる、多く売られれば株価は下がるということは抑えて進みましょう。

実体の長さの違いに注目

ローソク足の基本的な読み取り方が分かったところで、
もう少し踏み込んで色々な情報を読み取って行きたいと思います。

下の図にはローソク足が2つ並んでいますが、実体の長さに違いがあります。

この実体の長さは何を表しているのか。実体は始値と終値の差がどれだけあるかを示しています。
つまり、陽線の場合に実体が長いということは、始値と比較して株価がとても上がっているということで、これは買いの勢いが強かったということを表しています。

逆に、陰線の場合に実体が長いということは、株価がとても下がっている(始値と比較して)ということで、これは売りの勢いが強かったということになります。

まとめると、実体の長さ = 売買の勢いを表している、ということになります。

ヒゲの長さの違いに注目

実体の長さは、売買の勢いを表していましたが、ヒゲの長さの違いは何を意味するのでしょうか。

まずは下の図のような、上ヒゲが長いパターンを見てみましょう。

陽線、陰線ともに、左側のローソクの上ヒゲが短く、右側のローソクの上ヒゲが長くなっています。
ヒゲが長くなるということは、大量の買いが入ったことを意味していますが、高値付近で大きく売りが入り、終値自体は高値から大幅に下がった所に着地したということです。
つまり、買いの勢いはあったが、売りの勢いの方が強かったということになります。

次に下ヒゲが長いパターンを見てみましょう。

先程の上ヒゲが長い場合と解釈の仕方は同じで、下側にヒゲが伸びているということは、大量の売りが入ったことを意味しており、底値付近で大きく買いが入ったため、終値自体は安値から大きく上がった所に着地したことが分かります。
つまり、売りの勢いはあったが、買いの勢いのほうが強かったということになります。

まとめると、ヒゲの長さに注目することで、買いと売りの勢いの関係がどうであったかを読み取ることができます

さて、これまでは単体(日足、週足など)でのローソク足の読み方について、いくつか例をみましたが、例えば、日足のローソク足を5日分並べて、今後どういった値動きが期待されるか読み取ることも可能になります。
ローソク足を並べたものをチャートといい、このチャートの形やローソク足の形状から、今後の値動きを予測できたりします。
この辺りはテクニカル分析の紹介のところで深く見ていきます。

まとめ

  1. ローソク足は、4本値(始値、終値、安値、高値)を可視化したもの。
  2. 実体の長さは、買い、売りの勢いがどうであったか読み取れる
  3. ヒゲの長さは、買いと売りの勢いの関係がどうであったか読み取れる
  4. ローソク足を複数日集めたものをチャートといい、テクニカル分析に活用できる。

今回はローソク足の基本的な読み方について紹介しましたが、ローソク足から様々な情報を読み取れることが分かりました。株式投資をする上では必要不可欠のトピックですし、テクニカル分析でも使うため、基本的な読み方はぜひマスターしておきましょう。
ただし、いずれの指標も基本的には参考指標であり、絶対こうなるということはないので、そこはくれぐれも注意してください。
次回は、Pythonを使ったローソク足の作り方やローソク足のパターンについてまとめて紹介したいと思います。

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